2月20日 オンラインワークショップを開催しました!
テーマ:「答えのないジレンマを共に考え、対話を促進する〜クロスロード・ダイバーシティゲーム〜」
新型コロナウィルスの感染拡大で、表面的・滞在的・深層的に影響がある中、多くの方達に参加していただきました。
多様性がある中でおきる悩みやジレンマ、深刻になりがちな問題をゲームにすることで、フラットな関係性で、本音を引き出し、深い共感と対話ができました。チャットの書き込みや感想を読ませていただき、今回のワークで人や組織の多様性を理解し、今後の仕事人生や組織活動を考えるきっかけになったと感じています。
以下、チャットの一部を共有します。
・何かが言い合える関係性を築く、自由にお互いにものが言える関係性、空気をつくっていく。それが現場にとっては大事だと思う。誰も何にも言えない、という状況が医療事故を招くことになることがあると思います。そういう職場づくりを自分もしていきたい。
・相手を知るって言うことがとても大事。相手を知るためには話しやすい雰囲気をつくる。安心の環境、聴ける雰囲気。
・違う意見が出たとしても、勝ち負けじゃなく、どのひとも生きや反対意見こそ大切。これまでは論破することばかり考えていたが、なぜそう考えるのかを意識的に問いかけるようにしたい。最終的な目標をお互いに確認しあって、それに向かう考えをしっかり話し合っていきたい。
・どう活かしていくか:一緒に仕事をしている人の考えを聞いてみようと思う。自分の考えをも伝えていこう。
・自分が迷う場面があったとき、その選択根拠を言語化しよう。
・自分が経験していない問題のとき想像がつかなくて悩んだ=人の意見を聞くことの重要性に気づいた。少数派ではなかったのでそのような意見を聞いていこうと思った。
・話を否定されなかったり、うなずいたりしてくださり素直になれた。職場で部下が意見を言えないのはその理由もあったのかも。そのような空気を作っていきたい。
・イエスノーに限らず対話を深めていくことの重要性に気づいた。日々の仕事の中で相手の思考が見えないことがあったが、日常の中で意識した発問ややりとりがあると伝わるものがある。
ご参加いただき、ありがとうございました。
企画:森山みどり
ヘルスケアワーカーキャリア学会のワークショップ
「クロスロード・ダイバーシティゲーム: そのとき、あなたはどう選択しますか?」を行いました。
今日は、”あめちゃんず”というユニットを組んでいる森山みどりさんと竹本記子さんとのコラボ運営でした(#^.^#)
まず、日常のよくある場面について、問題が出されます。
そして、それをどの立場で考えるのかが指定されます。
そのうえで、その立場になりきって、YES の答えを出すか、NOの答えをだすかを決めるのです。
グループワークでは、なぜその答えにしたのかを話し合います。
自分の答えだけが他のメンバーと違っていたらドキドキします。
だけど、そういう答えには、金座布団というご褒美がもらえるルールがあるので、重宝がられます。
ゲーム感覚で進行していくので、テンポがよく楽しんでできるんですよ(#^.^#)。とはいえ、自然と、かなり深いレベルで話をすることになるので、他者の意見によっていろんな揺さぶりを受けます。たとえば・・・こんな揺さぶりがあったようです。
•質問のどの部分を捉えるかで、人によって反応が異なる。それに気づかずに反応だけみて、あの人は自分と違うと思ってしまうのは危ないことだと思った。
•普段、他者に勧めている選択肢と自分は異なる選択をしていた。そのことに驚き、恐ろしくなった
•2問目を過ぎたところで自分の傾向に気づき、3問目でよく自分に問うてみたら、いつもとは異なる選択をしていた
•ちゃんと人の話を聞いてみると、自分の中にも相手と共通する考えがあることに気づく。そして、だんだん自分の考えを言い切ることが難しくなった。
・入り口は、YES 、NOと違っていても、出口は同じだった。
などなど、ここには書き切れないくらい、いーーーぱい感想をいただきました(^<^)3時間があっという間。自分の価値観の凝りに気づき、それを大いにほぐすことができたワークショップになりました。
続編を、今日の運営メンバーで考えることにもなりました。
学会長 勝原裕美子