ヘルスケアワーカーキャリア学会 2023年度2月ワークショップ
「異動はなぜあるのか」〜異動の光と闇〜ご報告
2023年2月23日に開催したワークショップについて、アンケート結果とともに報告させて頂きます。
日時:2023年2月23日(水)13時〜16時 場所:ZOOMオンライン開催
参加者:計40名、会員23名、非会員17名
【ワークショップ実施内容】
医療職の中で看護師は特に異動の多い職種で、当たり前のように配置転換は繰り返し行われていますが、今回、異動「する側」「させる側」、「異動のない立場」から、異動に対する光と闇の部分にふれ、ワークショップでディスカッションすることで、異を様々な視点で捉え、主体的に考える機会になったのではないかと思います。また、今後の異動するときや異動を命じる時の一助になれば幸いです。ご参加ありがとうございました。
【話題提供者】
勝原裕美子(ヘルスケアワーカーキャリア学会会長、オフィスKATSUHARA代表)
宮城恵子(社会医療法人仁愛会浦添総合病院顧問)
萩原邦子(滋慶医療科学大学大学院)
沖本桂子(八尾市立病院)
田村聡美(近江八幡市立総合医療センター)
【企画】
勝原裕美子(ヘルスケアワーカーキャリア学会会長、オフィスKATSUHARA代表)
沖本桂子(八尾市立病院)
田村聡美(近江八幡市立総合医療センター)
<アンケート結果>
<今回のワークショップのご感想やご意見などお聞かせください>
29 件の回答・明日からの課題が明らかになりました
・沢山の現場の話を聞かせていただきました。ありがとうございます。
・またまた、新たな知見を得ることができました。今後、異動に関わることはないのですが、振り返りができました。ありがとうございました。
・色々な方と意見交換できて、楽しかったです。後のアンケートもコンパクトで嬉しいです。
・ありがとうございました。
・とても悩んでいた異動についていろんな意見を聞かせていただいて参考になりました。ありがとうございました。
・グループワークで、『組織の透明性』や『組織への貢献感』というkey wordが出ました。いろんな方から参考となることが聞けました。
・異動側、異動を命ずる側の双方の視点で捉え、考えることができました。明日から役立てて参ります。ありがとうございました。
・ブレイクアウトルームでのディスカッションが楽しかったです。
・私たちは、異動を繰り返し成熟していく。させる側は、異動の結果も、仕組みとしてフォーローすることが大切。
・良かったです
・異動の意味とはなんだろうとの問いがありました。私自身が異動して一年目で、苦難を乗り越えようとしている所なので、常にその問いと向き合っていました。組織にとって、個人にとっての理由があるのは分かっているけど、なぜか納得できていない思いでしたが、皆さんの生の話を聞くことで、納得することができました。もっと、ポチティブにいこうという勇気ももらいました。今回、このテーマに巡り会えたことに感謝しています。ありがとうございました。
・立場、組織の違うかたのお話しが聴けた、話せた、俯瞰して、異動について、考えることができた。
・昨年の四月に異動したのですが、改めて本日のお話をきき、いろんなひとに支えられていると思いました。特に送り出し側の方々のことを感じ感謝したいと思いました。今日のお話は異動のことだけではなく、日頃の人との向き合い方に通じると思いました。今、少し抱えている難題のことを思い浮かべながら参加させていただきました。ありがとうございました。
・振り返ると異動はキャリア形成にとてもよいきっかけになっていた事に改めて気がついた。異動について思い悩んでいるのは自分だけではなく、他の方も同じように感じていることを知った。そして、異動を伝える側、伝えられる側の光と闇という捉え方で考えることで、人事異動について再度考えることができた。明日、早速当院の師長と共有したいと思います。ありがとうございました。
・色々な立場の方と話ができて、よかったです。で、異動の闇ってなんなんだろう。と思いました、その人にとっての、闇というより、マイナスなことで異動のさせざるを得ない時に、本当の理由を言わずに異動させることが「闇」なのか?異動して不幸になることが「闇」なのか?異動して不幸だと感じれば、そこから新たな世界が見つかるかもしれない。ならば闇ではない。と思い、ぐるぐるしました。
・組織の立場として、普段から組織の現状や部長の考えなど管理者へ伝えていくことの大切さを理解できました。ワークではメンバーから異動後の支援の大切等気づきや学びを得られました。参加させていただき良かったです。明日から実践していこうと思います。
・光があるから闇がある異動を闇にも光にもしていけるのは本人次第と思っていましたが、周囲の様々な支援があってこそと今、改めて思い直しました。異動させる側として、異動後もそのスタッフの成長を見届けることの大切さを痛感するようになったからかもしれません。
・グループワークをすることで、皆さまとの交流ができ、発表者のかたの貴重な経験を深めて解釈しながら考えることができました、毎回勉強になります。
・部署異動について興味を持たれた院生を受け持つことになったため今回参加させていただきました。部署異動をされた方々・される方々の実際を知ることができ参考になりました。ありがとうございました。
・プレゼンターの方々の看護師人生から、キャリアの色々な坂を登って歩まれてきた実際をお聞きして、自分自身のキャリアを振り返ることができました。自らのキャリアだけでなく、自分の周りにいる人達のキャリアにも関わっていることを改めて認識できました。どんな状況においても歩みを止めずに少しでも前を向き進んで行くことの大切さを感じました。ありがとうございました。熱中して参加できた3時間でした。
・異動には闇も光もあるけれど、相手のキャリア支援を心から願い祈る気持ちが大切だと気づいた
・様々な立場の人と話せてよかった。ファシリテーターがいたらいいなと思う場面もあった。(沈黙になったり、話せていない人がいたりしたので)
・一番気になってるところでした。
・異動する方もさせる方も心理的安寧が図れるようにする必要がある
・グループワークが同じメンバーだったので、交流を深められました。他の病院の現状、他者の意見を聞くことで、今後の自施設での異動を考える際の新たな視点をいだだくことができました。
・異動を言われる側、言う側共に話が聞けて良かったです。私は部署責任者として、異動経験して一年目が終わろうとしています。異動というものを、一生懸命前向きに捉えようとして頑張っていました。みなさんの話が聞けて、もっと、いい意味で軽く置かれた場所で花咲かせるくらいの気持ちで行きたいですね。参加して本当に良かったです。
・発表内容は大変分かりやすく、ご自分の経験をもとに語られていたので参考になりました。対象者に異動の目的を、形式的に説明しても伝わらないと感じました。日頃から相手の言動に気を配り、発見したことを心に響く言葉で伝えることが大切だと思いました。ワークショップ企画ありがとうございました。
・動機付けも大切だけど、後の声かけが大事だと感じた。